園田's LIFE

芥川賞作家 西村賢太氏 あまりに早い旅たち

2022/02/09

立春明けの2月5日早朝、「苦役列車」で芥川賞を受賞された西村賢太氏があの世に旅経ちました。まだ54歳でした。

切ないほどに生き方が不器用であったこの方の宿命を、算命学で拝見してみたいと思います。

見れば見るほど、独特な宿命をされています。

まずは、天干火性一気格。
無意識の思考が精神世界の伝達(表現)に集まり、そこに強さや自信を所有します。

そして地支土性一気格。
現実に強い引力を所有し、スケールの大きさが周囲を魅了していきます。

精神(天干)が現実(地支)を生じる形となって気(エネルギー)の消耗が激しくなります。

この方は天南星二つをお持ちですので最身強、そして十大主星は貫索星と車騎星のみですので、いわゆる「全濁」の宿命です。

少し前に復習をしていた資料の中に「濁星の多い宿命は、自らの行為行動が病気を作り出していく」とありました。

社会に出たての若さと勢いを持つ天南星2つと自我の強さを所有する貫索星が4つ。
柔軟な軌道修正ができるはずはありません。

つまりね、なんたって不器用な方だったって思うんです。
だからね、たった一冊しかあなたの本を読んだことがないくせに、なぜか無性に悲しいのです。

納音の宿命だから親の生き方を否定していいのに、同時にご自身の存在まで否定してしまっていたかもしれません。
苦しかったですね……

昨年は辛丑年、そして一月も辛丑の月でした。……ということはこの方にとって年柱も月柱も天剋地冲。

過去も現在も大きく破壊して、新たな人生の始まりを示す分岐点となる年でした。

もう……西村賢太さん、ちょっと早とちりしちゃったんじゃありませんか?
新たな人生…って言ってもそっちはちょっと早すぎたでしょ………

 

ハードカバーの本は場所を取るのでなるべく買わないようにしていたのに、この方が芥川賞を受賞された際に、なぜか「苦役列車」を購入してしまったことを今でも鮮明に覚えています。

「自分の行為行動が作り出した病気」は、自分自身で改善していくことが求められます。

もう本当に……、わかってたのかなぁ…………💧💧

WEB予約