去る5月3日、ご自宅のトレーニングルームで自らの命を絶ったと報道のあった渡邉裕之さん。
甘いマスクというだけでなく周囲の方からも大変慕われていたようで、あるラジオ番組でもミーシャさんが涙ながらにこの方のことを語っていらしたそうです。
園田も、奥様である原日出子さんとのツーショットを見るたびに、素敵なご夫婦だな~~、って思っておりました。
算命学で宿命を解析させていただくというのは、ある意味冷静で理論的で、冷徹な面があります。
一方で、人の情……心の持ちようや感情……悲しみや後悔、喪失感というものが存在するのも事実です。
ややこしいことを申しておりますが、まず、渡辺裕之さんの宿命を拝見してみることに致します。
まず、この方は寅卯天中殺…世間である東方が中殺されていますので知らず知らずに内に引っ込もうとする方です。
世間に参加することは思惑通りにいかず、ストレスが多いのに対し、ご自分の月支元命から西方に向かって半会がありますから内側が安らぎの場、つまりは家庭思いの方でいらしたということです。
大運天中殺の移動条件は見られませんので、81歳から20年間が大運天中殺になりますが、大運を見るとこの方には二度、変剋律大運が回っています。
変剋律大運というのは条件を満たせば、大運天中殺と似た陽転現象を起こします。
晩年にかけてその陽転現象が起きるとしたら、体力との戦いとなります。
……というような事柄からも今回のようなことが起きたことを探ることはもちろん可能です。
つらつらと書いてまいりましたが、これは一つの見方として間違ってはいないのですが、一方で大事なことは、ご夫婦というのは『運命共同体』であるということです。
本当はそこを理解して頂いた上で感謝の思いをお伝えしたときに、この方の魂が昇華されるのではないかと考えています。
わかりにくくて申し訳ありません。
冷静な解析は、授業の中でさせて頂くことに致します。
本当に皆さんに愛された、そして家族への愛情にあふれた素敵な方でした。
精一杯生きられたのだと思います。
ご冥福を…心よりお祈り申し上げます。
合掌