この夏、園田は8月16~17日とお休みを頂き、「五山の送り火」の全貌を京都タワーから眺める‥‥ということを予定しておりました。
お盆の送り火ということで、毎年8月16日に行われている「五山の送り火」、京都タワーの展望台の当日の入場者は160人に制限され、京都の方でもなかなかチケットが取れない‥‥‥と聞いて楽しみにしていました。
16日朝のお天気は上々。
予定通りの新幹線のぞみに乗って気持ちよ~く出発したのですが‥‥
あれっ⁇ 三島辺りが豪雨で動けない‥‥とかのアナウンスが入り、新横浜で止まったままに。
それでも指定席に座れているのはラッキーな方で、ひどい台風の翌朝ということで、暑い中新幹線に乗るためにずっとホームで待っている方たちは本当に気の毒でした。
kindleで読みかけの本を読んだり、YouTubeを見たりしながら時間をつぶしていましたが、お昼になっても動きません。
お腹がすくと途端に元気がなくなる園田は、まずは何かお腹に入れないとと思い‥‥
お弁当売り場で崎陽軒のシウマイ弁当を買って車内で頂きました。
これは定番ですが、いつ食べても美味しいです!
お弁当は美味しく頂いたのですが‥‥13時を過ぎてものぞみは一向に動く気配がなく、、、
そんなときの添乗員さんはお仕事とはいえ本当にお気の毒です。
本社と連絡を取りながら、即座の状況判断に迫られます。
少しすると、後続の列車を駅に着かせてあげたいのでホームを開けるため、少しだけ前進する、ということになりました。
そうです!
園田の乗った列車はたまたま新横浜の駅に留まることができたのですが、後続の列車は止まっているのが駅ではないため、乗車されてる方々はお腹がすいても食事すら取れずにいたのです。
駅のホームに留まっていたからこそ、飲み物やお弁当を好きに買うことができたのだと、改めて気付きました。
そこで新たに判断を迫られました。
少しでもホームを離れたら、列車から降りて戻ってくることはできません。
ちょうど、本社さんからは(雨脚が弱って)もうすぐ動き出すのでは‥‥との連絡があった矢先でした。
行ったら何とか間に合うかも‥‥
でも、もたもたしていたら、列車はホームを離れてしまいます。
そこで、「降りてください」ということになりました。
ホームに降りて乗っていたのぞみが動き始めたとき、この旅の幕が下りました。
でもね、誰も文句や愚痴を言う人もなく(言っても仕方ないのですが…)、誰にともなくそれぞれが挨拶を交わしながら帰っていきました。
不思議な一体感。
ベテランのとても気の回る、そして安心感のある添乗員さんでしたが、その方も「このツアーは初めてなので、とても楽しみなんです。」って仰ってました。
素敵な添乗員さんでした。
帰りは、目黒まで一本で帰れる相鉄横浜線?とかに乗って、あっという間に目黒に着きました。
車中、「あの、ガラガラポンが当たっちゃったからかな~~~?」「それとも早速の天中殺現象⁇」なんて、一人で苦笑いでした。(>_<)
夜、YouTubeで「五山の送り火」を見ました。
地元の方が、次々と火が灯る送り火を追いかけながら、見やすい場所に行っては感動の声を上げていました。
亡くなった方の霊の帰る先に、足元を照らすお盆の送り火。
そんな素朴な眺め方の方がいいのかも‥‥
ちょっとがっかりだったけど、色んなことを気付かせてもらったお盆最後の日でした。(*^-^*)
長くなっちゃいましたが、最後までお付き合い下さり有難うございました。
次回は、どなたかの鑑定例題に戻れたらと思っています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
千祥院 園田恵子