https://www.youtube.com/watch?v=DVAJug8NiW8
ピアニストのフジコ・ヘミングさん、先月21日にすい臓がんのためお亡くなりになりました。
日干、庚(陽の金性)で地支は水性一気格。
地支一気は天将星の強さを持ちますが、庚は金性ですから水に浮かんでいることはできません。
思い出しました。井蘭斜格‥‥
日干が庚で、地支に水性一気が成立するものを言います。
「この格に入格すると、家庭運、肉親運に縁が薄く孤独の人生を歩む(庚が埋没して周囲から見えなくなる)とされます。
後天運で北方水回りは最大の苦しみと苦難の時、東方木回りは水を吸い取り財運、仕事運のチャンスの時となります。‥‥」
東方回りは60歳以降、遅咲きと言われる所以でしょう。
宿命は金水のみ。
とても頭の良い方で、それ故に狡さに走るご自分を許すことができません。
又、庚のお隣に透干する辛は常にこの方の競争相手であり、従生格の成立を阻んでいます。
なのでご苦労が多かった。
それでも陽占には伝達本能が3つ。そしてそれが人生の目標となっています。
ピアノを弾くことが天職でいらっしゃいました。
大変なご苦労を重ねていらっしゃいましたが、それ故にたくさんの方の心に響く演奏となりました。
5歳の時にお父様とのお別れがありました。
救いはこの方にとって父は忌み神で、母が守護神であったことです。
そしてもう一つの救いは、ご自身が孤独に強かったこと。
実は、今年に入ったばかりの1月6日、フジコ・ヘミングさんの生の演奏を聴いておきたくてコンサートに足を運んだのですが、お怪我をされたようで中止となってしまいました。
残念ですが、それきりとなってしまいました。
肉体から離れた魂は痛みや苦しみから解放されて、きっと存分にお好きな音楽に浸っていらっしゃることでしょう。
命が尽きる寸前まで鳳閣星・調舒星を燃焼された生きざまに清々しさを感じずにはいられません。
フジコ・ヘミングさん、本当にお疲れ様でした。
どうぞゆっくりお休みください。
合掌