算命学の位相法の条件に「天剋地冲」というのがあります。
天剋地冲は、天(精神)も地(現実)も壊れることから「完全破壊」という意味があります。
ところがこれは大運天中殺の移動条件にもなっている。
大運天中殺の移動条件というのは大運の初旬で判断し、何種類かあるのですが、天剋地冲もその一つです。
東方・中央・西方のどこにあっても大運天中殺は繰り上がり、社会に出たてのころから本来持つ運勢を大きく超えて運勢を上げやすくなります。
西方に「天剋地冲」があった場合、西方は身内、家庭、プライベートの場所ですから、一般的には家庭が崩壊している、又は小さくはない問題があったと判断します。
だから、もう帰るところがないんです。
それで頑張るしかなくて、そうやって運勢を上げていきます。
運勢は上げていくのですが、幼少期に(初旬ですから)両親のどちらかが欠けていたり、又、両親の愛情を受けられなかったり、両親の争い、けんかを日常的に目の当たりにしたり、ひどい時には何らかの形で虐待にあったり…と、そこには様々な事情が存在します。
そういう経験をされた方は、本人の意識外の所で、ずっと緊張していて力が入っているので、生涯身体が硬いと聞きました。
なので肩こりだったり便秘だったりするのも、その、身体の緊張が続いていて……ということがあるのだそうです。
で、運勢は上げていくのに力を抜くことができないのです。ご本人も気が付いていないかもしれません。
人生、一休み…というときがやってきたとき、そんな方には一緒にいて魂がリラックスできる環境やらパートナーが見つかっているといいな…って思ったりします。
言うに言えないご苦労を、力いっぱい頑張らずにはいられない性を、その魂ごとわかって下さる方に出会えますように……