11月12日(土)紀尾井町サロンホールにて、小林滉三氏主催のコンサートがありました。
今日アップさせて頂いたのはその時のアンコールで演奏された曲です。
里の秋……
これは終戦直後の情景を歌った曲で、検索すると「鎮魂歌」という類でも出てきます。
ちょっと歌詞を見てみましょう。
しずかなしずかな 里の秋
お背戸(せど)に木の実の 落ちる夜は
ああ かあさんと ただ二人
栗の実煮てます いろりばた
あかるいあかるい 星の空
なきなき夜鴨(よがも)の 渡る夜は
ああ とうさんの あのえがお
栗の実たべては おもいだす
さよならさよなら 椰子の島
お舟にゆられて かえられる
ああ とうさんよ ご無事でと
今夜もかあさんと 祈ります
コンサートではこの曲を、クラリネット、テノール、メゾソプラノ、ピアノのアンサンブルで演奏して下さいました。
このアレンジを始めると、思いのほかあっという間に仕上がったのだそうです。
その時、当時(終戦直後)の方達の思い……この曲を歌ってほしいという人達の思いが感じられた、と滉三氏は語っていました。
その思いに押されて早く仕上がったような気がすると‥‥
実はこのアレンジの中にはほかの4つの曲がちりばめられているそうです。
一つは「夕焼け小焼け」
もう一つは「夜空ノムコウ」
そして「椰子の実」
それから、トスカの「星は光りぬ」
どうぞ、上の動画をご覧になってこれらの曲を探してみてはいかがでしょうか。
因みに園田は……「夕焼け小焼け」しかわかりませんでした。(#^^#)