復習をしようと過去のノートを開いたら、目に飛び込んできたワンフレーズ。
癸(妻の兄弟姉妹)‥‥は自分を消す。
日干「丁」の男性の宿命についてでした。
妻は「壬」。
壬は水性の陽で、灯火である「丁」は消されてしまうと思いきや、干合して「化木」となり、守護神的と解釈することもできます。
それに対して癸は陰の水性‥‥つまり壬の陰陽です。
七殺であり、丁は簡単に消されてしまいます。
それでもその方にはとても大切な「癸」でした。
ちゃんと家族に囲まれていたのに孤独だった彼は、結婚したことにより妻の家族によって本当の家族の温かみを知ったのです。
それは彼にとって何よりの「癒し」でした。
命の灯(ともしび)というものがそのことによって短くなったとしても、彼にとってはどうしても必要な、替え難いものだったに違いありません。
これは天地の法則……潜在的な処からのお知らせです。
だから……無意識のうちに納得していらっしゃると思います。
算命学は矛盾探し。
時にその矛盾は悲しくもあり、宝石よりも美しいものでもあると、気付かされました。