長年に渡りアフガニスタンで人道支援に奔走し、井戸の整備などを通じて人々の生活改善に努めた医師の中村哲さんが殺害されました。
中村さんは、その地でも名誉市民権を授与されるほど評価され、武装組織タリバンさえが、攻撃の標的にはしていないと関与を否定しました。
どうして中村さんは、殺害されなければならなかったのか、算命学で星を拝見いたしました。
この方は宿命に「天剋地冲」の条件をお持ちです。その意味合いは「完全破壊」。
内と外‥‥‥つまり、ご本人が社会参加をなさる時、そこに「悪」があるとしたら、それを改良、または破壊するという宿命です。
それはとても激しい現象となります。ですから動乱の地域にいらしてこそ、ご自分の信念を貫くべく、淡々と役目を果たしていくという姿になります。
天剋地冲を宿命にお持ちの方は、一般の社会では「動乱の中に身を投じ、破壊の対象を作る」ことが難しいために、エネルギーの強い方ほど宿命消化が困難で、時としてその方本人が反体制となってしまう可能性があります。
それをこの方は、ご自分を犠牲にしてまで全うされました。
他の条件から、元々一般的な方よりも「短命」とされ、大運で見ても、最大の窮地を逃れるための守護霊の存在がありませんでした。
細心の注意を払わねばならない時期でした。でも、もしかしたら過去にも同じような命の危機にさらされたことがあったかもしれません。
そして、常にご自分の中で覚悟をされていたのかもしれません。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
合掌