12月大歌舞伎、夜の部、玉三郎さん演じる「白雪姫」を観に行って参りました。
清楚で純粋な16歳の白雪姫役を見事に演じていらっしゃいました。
舞台装置も斬新で、あの「幽玄」を思い出させてくれました。
どこまでも努力を続けるこの方の背中を押しているものは何なのか、宿命から探らせていただくと自然とこみ上げるものがあります。
誰しもそうかも知れませんが、何かのために、誰かのために、生涯をかけて消化していかなければいけないものがあったとして、それが大きなものならば、重たいものならば、それだけの苦労をしていかなければ自身が満足できないのです。
そういうことに大きな拍手を送ることができるなら、それも幸いなこと。
…………というわけで、また見事な舞台を見に、足を運べたらいいなと思っています。