今日は霜降。暦の上でも10月は半ばを過ぎたことになります。……ということは、立冬まであと半月足らず。本当に月日が経つのが早く感じられます。
奇しくもこの日(10/23)、米国ではトランプ大統領とバイデン氏の2度目の討論会が行われました。
大統領選挙が行われるのが11/3ですから、その日まで、あと10日足らずとなっていたのですね。
あるメディアは互角の勝負だったと評価し、一方ではトランプ大統領が失敗だったという評価もあり、どちらと結論付けることは難しいのでしょうが、ここでは算命学の観点から特徴を述べたいと思います。
トランプ大統領の宿命は、
己 甲 丙
未 午 戌
バイデン氏の宿命は、
丁 辛 壬
丑 亥 午
今年の「庚子」という干支は、五行で言えば金性、水性で、どちらかといえば夏月生まれのトランプさんの方が守護神としてとらえやすいと言えます。
ところがトランプ大統領は、年運天中殺。子丑天中殺ですので、今年と来年が天中殺の年となります。ただし、大運天中殺で陽転中という状況。
一方でバイデン氏は日干が丁火(炎)の方で、地支の午が、しっかりとした根っことなっています。ところが、今年は子年ですから、水性である子によって、火性の午がやられてしまっています。
後天運で火性に味方するものは表れているのですが、四正の午が痛んでいるのは厳しい状況です。
少し「干合」について触れたいと思います。
トランプ氏は日干『己』に対し、干合の『甲』がすぐ隣にあります。
バイデン氏は日干『丁』に対し、干合の『壬』が年干にあります。
トランプ氏にとって、甲は目下の場所にあり、それは国民を指します。
つまり、国民の意向を気にしやすい、ということが言えます。
そしてバイデン氏ですが、壬は目上の場所にあり、目上におもねりやすい、ということが言えます。
バイデン氏が大統領になった場合、「目上」というのは誰に、そしてどこの国になるのでしょうか……
さらに、バイデン氏を指す「丁」は、初旬の「壬」とも干合しています。
これは、どんな人とも自分を合わせやすい質を持つことになります。
どのような場面でも自分が相手に合わせていく…良くも悪くも、です。
このあたりが、この方が大統領になられて、アメリカという国のかじ取りをしていくことになった場合の心配といいますか、懸念するところではあります。
経済の面では、どちらが大統領になったとしても、すでに織り込み済み…とかだそうで、あまり動揺はないと聞きました。
どうなっていくのか、見守るしかありませんね。