数々の伝説を残したサッカー界のレジェンド、ディエゴ・マラドーナ氏が25日、60歳で亡くなりました。

人生を全うするには早すぎる死、と言ってよいでしょう。どうして？？

……と思って算命学で星を拝見しました。

日柱は「辛卯」の方で、そもそもが、生地や身内には受け入れられるが、世間に出ていくと人とのぶつかり合いやトラブルの多い方です。

陰占を見ると、五行がそろっていていてバランスがとれていると言えますが、騰蛇型ですので、我の強さが感じられ、負けず嫌いでもあります。

大運天中殺は2旬に繰り上がり、十大後半あたりから急激に運勢を上げています。特に23歳からの大運では、本来の観察眼に想像力が加わり、大きな存在感となりました。（彼を象徴するプレーとして後世に語り継がれている「神の手」ゴールと「5人抜き」ドリブルは、この時期での出来事です。）

変剋律もあり、目まぐるしい運勢の上昇は、潜在的なエネルギーが低いために体力的にも精神的にも大きな負担となりました。

大運天中殺を抜けると本来の本人の運勢に戻るため、上がりすぎた場合は危険です。その、ジェットコースターのような運の上下がこの方に理由のない恐怖を与え、薬やアルコールなどに頼るようになってしまいました。

大運天中殺を終えたら、その後の人生は、その余禄で生きることになっています。

難しいかもしれませんが、そこを達観できたら、もう少し寿命は延びたかもしれません。

ご自分自身の「器」よりも、ずっと大きな名誉を得てしまった苦しみを抱えながらの人生でした。

それでも結果は、「生地生家」と干合支合。

アルゼンチンのフェルナンデス大統領は、同国が3日間の喪に服すると発表しました。最後はすべての国民と心が一つになって……きっと迷わず天国へいらっしゃることでしょう。

ご冥福をお祈り申し上げます。

合掌