高校野球岩手大会決勝の花巻東戦で、最速163キロ右腕の佐々木朗希投手は登板せずに敗れ、大船渡高校が甲子園出場を逃しました。
試合後、国保陽平監督は「私が投げさせないと判断しました。痛みとかはないが、筋肉のはりかな。故障を防ぐためで、今朝の練習で佐々木に伝えました」と説明されていました。
監督として、どれだけの勇気と決断だったでしょう。実際に、批難も殺到したようです。
その、監督である国保陽平監督と、その監督を信頼してその指示に従った、佐々木朗希投手が気になり、算命学で調べてみました。
国保陽平監督は、日柱が「壬子」の方。そして干合変化すると木性一気の完全格に入ります。
一つその特徴を申し上げますと、「ある目的を持つことで、生涯を猪突猛進のように脇目を降ることなく進みやすい」ということが挙げられます。
つまり、大きな器の持ち主で自然と注目が集まりやすい方なのですが、器用ではないのです。
また、この方は宿命二中殺でもあります。天中殺の中で「極」となっているのが、まとめ役、リーダー、人気などを意味する司禄星です。それがこの方の強みでもあります。
その星が中殺されていなかったなら、もしかしたら、応援してくださっている沢山の方々やご自分の評価や名誉のために、決勝戦で「勝つこと」を優先なさったかもしれません。でも、この方にその選択肢はありませんでした。
一方の佐々木朗希投手ですが、この方は日柱「庚午」の方。今年に入ってしばしば遭遇させていただいている戌亥天中殺(現在、天中殺中)の方です。どこか飄々とした雰囲気が「庚午」らしく、なるほど…と、納得してしまいます。
ただ、彼も「殺印相生格」の破格というなかなかの宿命ですが、その破格のところが目上、つまり、今回のことで言えば国安監督…ということになります。
陰占は、本人からすると無意識ですが、言えることは、一方が目立てば一方は目立たない…ということになります。そしてこの方も宿命中殺をお持ちです。
宿命中殺というのは、良い悪いではなく、それをうまく生かせたなら、そこがブラックホールとなって様々なもの(人気や名誉、財など)を引き寄せていきます。そうして今、天中殺中で今回のこともあり、特別な注目を集めていらっしゃることになります。
お二人とも、ご自分たちがどうすべきか、深く考えて向き合っていらっしゃるように思います。特に国保監督は、「責任はすべて私にあります」という姿勢が見事で、32歳という若さでいらっしゃるというのが嘘のようです。でも、そんなところが宿命二中殺らしいですよね。
きっと、世界から注目される指導者に、世界から注目される選手に育っていかれるのだろうと…………また、素敵な方々を算命学で見つけられて、とても嬉しく思っています。(*^_^*)❤